2019年3月13日

Fender Player Series ストラトキャスター HSS フロイドローズ を買ってみた

前回のブログで書いた通り、フロイドローズ付ギターを色々と探し、検討した結果、フェンダーのエントリーモデルとなるPlayer Series HSSフロイドローズ付きストラトキャスターを購入してみました。

色はTidePool Blueという青~水色のメタリックボディにメイプル指板。

このギターを選んだ理由は

かっこいい見た目!?

最近のフェンダーってギターの色に拘っているのか色のバリエーションが多く、そして広告もまるでファッションブランドの広告みたいになっています。
世の中の多くのギターの色って杢目を活かす為のサンバーストや塗装だったりでどちらかと言えば目指すところが「高級感」なのかと。。。でもそれは個人的にロックな感じがしないので。。。
でもフェンダーのギターはべた塗りカラーのバリエーションが多く、ロック、ポップ、お洒落な感じ。
ギター単体の存在感ではなく、洋服のようにファッションの一部としてのギターって感じ。
世の中に「いいギター」は沢山あれど、「お洒落でかっこいいギター」も感じさせようとしているブランドって、フェンダー位なのかなー。。。

フロイドローズ付きのストラトは全4色で
サンバースト(黒ピックガードx白ピックカバー) パーフェロー指板
赤(黒ピックガードx白ピックカバー) パーフェロー指板
白(黒ピックガードx白ピックカバー) メイプル指板
青(黒ピックガードx白ピックカバー) メイプル指板
から選べます。

フロイドローズ付きモデルは黒ピックガードになっています。
赤だとナイトレンジャーのブラッド・ギルズ、白だとオジー・オズボーンのジェイク・E・リーな感じで80年代ハードロック風。
白にするか青にするか悩みました。
白を買ってピックガードも白に交換してジミヘン風にするのもイイなと思いましたが、結局、お洒落そうに見えた青をチョイス。
このTidePool BlueはこれまでのFenderのLake placid blueよりも水色かな・・・
昔のアメ車、テッズ、ロカビリーなテーラージャケット の色みたいでロックな気がしたわけです。

安いけど全然使える

Player Seriesのみならずフェンダーのメキシコ工場は作りが云々って話をよく見かけます。
楽器屋で試した時に、同価格帯(エントリーモデルクラス)のギターを幾つか試し弾きしました。
ある国内メーカー製ギターは大きくネックが反ってたりしてましたが、このギターのネックは全く問題ない。(安めのギターなのでお店の方もあんまり調整されてなかったかも知れませんが。。、)
フェンダーはUSA工場もメキシコ工場も木材の材料に大きな差は無いらしいし、ネックは良いのかもしれません。
その他電装パーツ等もUSAと同じみたいですし。。。

フレットのサイド処理も問題なかったです。
強いて言えばフレット表面がザラザラしてビブラートで気になった程度かな…

それと今回フロイドローズ付きのギターなのですが、フロイドローズは各弦ごとに弦高の調整は出来ず、フラットなRの指板用に設計されています。
通常Fender Player Seriesのストラトって指板のRは9.5ですがこのフロイドローズ付きのモデルの指板のRは12インチと更にフラットでフロイドローズに最適化されている点もちゃんと設計されてるんだなーなんて思ったりしました。

アフターパーツが充実

今回買ったのはストラトなので各社からリプレース用のパーツが沢山出ているので改造するには困りません。
ブリッジのフロイドローズも安価版のフロイドローズ スペシャルですが紛れもなくフロイドローズです。フロイドローズはフロイドローズで弦を留めるブリッジサドルののブロックやロックナットなど細かいパーツがアフターパーツとして販売されています。
消耗部品の交換、壊れた際のパーツ購入で困ることは無いし、安価版フロイドローズスペシャルと本家Made in Germany のフロイドローズとの互換性もあるので改造無しでアップグレードしても良いかも。
ピックアップもダンカン、ディマジオに変えたりとか、色々と改造を加えるのも楽しそう。

肝心の音はというと

Fender Player seriesには専用に開発されたPlayer seriesピックアップが付いてます。
フェンダーのサイトにはこう説明が書いてあります。
本物のフェンダートーンに少しだけエッジを加えたPlayer Seriesピックアップ。クラシックなサウンドを現代的に微調整しています。」
実際にもその通りでした!(笑)
手持ちのアメスタ(指板:ローズ、ピックアップ:FAT50's)のフロント、ミドルのシングルコイルピックアップとの音の比較ですが、Fat50'sと比べるとパリンッとした音でした。でもやっぱりフェンダーのストラトの音って感じです。
指板がメイプルなので余計そう感じているかも知れませんがそんな感じです。
FAT50'sと比べるとFAT50'sだと音が暴れ気味でボリューム、トーンで調整するところPlayer Seriesピックアップは暴れ幅は少ないのか、コントロールはし易いです。
そして同じシングルなのにノイズがとても少ないのには驚きです。

そしてHSSのリアピックアップ、ハムの音について、レスポール等の普通のハムの音を期待しているときっと、肩透かしを食らいます。全然違います!
多分フェンダーの味付けになっています。

弾いたことないからわからないけど、きっとテレキャスターDELUXE等のFenderのハムバッカーのような感じなんだと思います。
クリーンからクランチだと魅力的な音が出ます。
音の傾向は古いテレキャスのリアシングルとレスポールのハムの間の音って感じです。
レスポール等で丁度良い歪ませたセッティングにこのギターをつなぐとトレブリーでギャンギャンした感じになってしまいます。
今後、色々とセッティングを試してみようと思います。

とりあえずこのギターがフィットしそうな色々な曲をZOOM G3Xnで弾いてみた動画をアップしたので音をチェックしてみて下さい。
最後のほうでDEEP PURPLEのBurnを弾きました。
レスポールでこの曲を弾いてもイマイチですが、このギターのハムだといい感じです。