ギブソンのギターをお持ちの方で日頃のギターの状態のチェック方法や、
弦高やピックアップの高さ等、色々と調整していくうちに、
いじり過ぎてしまって最初の状態がわからなくなってしまった、最初の状態に戻したい、そんな時の参考になればと思います。
Gibsonの公式サイトのサポート情報にセットアップに関する日本語のマニュアルが載ってます。
一応日本語で記載はありますが、なんか物足りない感じ。
リンクはこちら。
デジマートマガジンで掲載されているギブソン公式レス・ポール・メンテナンス術という記事の方がより参考になると思います。
リンクはこちらとこちら。
ではこれらを元に、自分のレスポールをチェックしていきたいと思います。
先に挙げたサイトでは弦交換からスタートしてますが、ここでは弦が張ってありチューニングされた状態からのチェックをしていきます。
ちなみにチェックを行っていくために、こんなストリングアクションゲージというものを使っています。
一応日本語で記載はありますが、なんか物足りない感じ。
リンクはこちら。
デジマートマガジンで掲載されているギブソン公式レス・ポール・メンテナンス術という記事の方がより参考になると思います。
リンクはこちらとこちら。
ではこれらを元に、自分のレスポールをチェックしていきたいと思います。
先に挙げたサイトでは弦交換からスタートしてますが、ここでは弦が張ってありチューニングされた状態からのチェックをしていきます。
ちなみにチェックを行っていくために、こんなストリングアクションゲージというものを使っています。
ギター/ベースの弦高を調整する際に便利な弦高ゲージ、DADDARIO/PW-SHG-01 STRING HEIGHT GAUGE
サウンドハウスで見る
リンク
1 ネック反り具合のチェック
まずは6弦で1フレットと16フレットを同時に押さえた状態で7フレットと弦の隙間をチェック。7フレット目と弦の隙間は0.17mm〜0.2mm 名刺1枚分が適正とのこと。
7フレット目で弦をタップしてみて隙間があるかをチェック。
押弦する隙間が無ければ逆反り。
カチカチと押弦出来れば順反り。
順反りであれば後は隙間の量のチェック。
でも0.2mmって測るの難しいな…
とりあえず順反りであるのを確認して名刺のような紙を挟んでみて紙が軽く止まる感じかな…
1フレットにカポつけたら楽かも・・・
もし明らかに上記の範囲外であればトラスロッドを回しネックの反り調整が必要。
逆反りの場合 ロッドを緩める レンチを1弦方向へ回す
順反りの場合 ロッドを締める レンチを6弦方向へ回す
トラスロッドを回す時は必ず1/8回転ずつ回す。(一度に1/8回転以上回してはいけない)
上記の要領で1弦も同じようにチェックします。
2 ナットの状態をチェック
6弦3フレット目を押さえた状態で1フレット目と弦の間に隙間があることをチェック。同じように1弦もチェック。
先ほどのネック反りチェックのように1フレット目をタップで押弦してカチカチと押弦出来ればOK。
全く隙間が無く押弦できない場合は、ナット交換等が必要でしょう。
Gibsonサイトのマニュアルには
1弦 1フレットの弦高 1/64インチ(0.397mm)
6弦 1フレットの弦高 2/64インチ(0.794mm)
と書いてあります。
(上記の3フレット目は押さえない状態で)
隙間はあるけど上記よりも隙間が空いてる場合はナットが高過ぎということになります。
3 弦高チェック
Gibsonサイトのマニュアルには1フレット目の弦高
1弦 1/64インチ(0.397mm)
6弦 2/64インチ(0.794mm)
12フレット目の弦高
1弦 3/64インチ(1.191mm)
6弦 5/64インチ(1.984mm)
と書かれてます。
デジマートマガジンの方では
12フレット目の弦高
1弦 1.2mm-1.5mm
6弦 2mm-2.3mm
デジマートマガジンの方が少しマージン持たせた感じですが、大体同じです。
6弦側弦高 |
1弦側弦高 |
ただここに書いてある弦高はあくまで標準セットアップの目安なのでこれを基準に好みの高さに調整していく感じです。
ちなみに自分のギターは12フレットで6弦約2mm、1弦約1.3mmでした。
4 オクターブピッチチェック
ここは一般的な調整方法しかないので割愛します。5 テールピース高さチェック
これについては明確な基準は書かれてないのですが、ボディにべた付けより少し上げたほうが弦のテンション感が緩くなり、サスティンが伸び、プレイヤビリティが向上する。とあります。
昔の80年代はべた付けしてテンションをきつくしアタック感を出すが良しとされてたようですが、基本的にはべた付けではなく、少し上げる・・・
まぁここについては上記の理屈を理解した上で好みに調整しろってことかな・・・
調整する際には、弦を緩めてからネジを回した方が良いようです。
基本的には
上げる=テンション緩い,サスティン伸びる
下げる=テンションきつい,タイトで締まった音、歯切れ感、アタック感
となるようです。
参考までに自分のギターは写真のように左右平行ではなく6弦側が高め、1弦側が低めになっています。
これは自分で編み出した調整ってワケではなく、買った時からそのように調整されていてまだこの状態から変えてません。
某お茶の水の楽器屋さんで買ったのですが、そこはGibsonフロアがありレギュラーラインからカスタムショップまで大量に並んでいるお店。
このギターが自分にとって初めてのGibson レスポールだったのですが、買う前に沢山のGibsonレスポールを物色しました。
その時にテールピースの高さが目についたのですが、お店で見た多くのGibsonレスポールがこんな感じの調整になってたのを覚えています。
その時に「本物のGibsonのレスポールのテールピースはこうなんだなー」って思ったんのですが、これが公式的な基準ってわけでもなさそうですね・・・
6 ピックアップ高さチェック
カスタムショップのヒストリック系のモデル等、高さのあるエスカッションが装着されたモデルの場合はエスカッションの上面とピックアップの高さが面一になるように調整するとのこと。自分のレスポールはレギュラーのレスポール スタンダードなので高さの無い低いエスカッションが付いています。
ネック側/ブリッジ側共に1.6mmを基準に合わせ、最後にネック側/ブリッジ側の音量をチェックし同じ音量になるように微調整します。
最新のGibsonの工場出荷のピックアップのセッティングは最終フレットを押さえた状態で弦とポールピースの隙間がネック側3/32インチ(2.4mm)、ブリッジ側1/16インチ(1.6mm)のようです。
参照元のネタのリンクを貼っておきます。
これを基準に、好みに合わせて調整していく感じです。
自分で弦を押さえながらの撮影だった為、写真がかなりピンボケしてしまっております・・・・
ちなみに今回、自分のレスポールのチェックした結果、ピックアップが、かなり上がってしまっていたので1.6mm-2.4mm位まで下げました。
その他、ネックの反りやねじれ、ナット、弦高は異常はナシという結果でした。
このステイホーム期間の間にご自身のギターをチェックされてみてはいかがでしょうか?
弦交換に必要なアイテムがすべてそろったオール・イン・ワンセット。5つのツールはす べて収納ボックスに入っています。
■弦交換5点セット
■セット内容
クレードルキューブ・ネックサポート
GRIPストリングカッター
GRIPストリングワインダー
TUNE-IT
Octopus Tech Tool
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