2019年8月11日

PRS ギターの良いところ

最近、エントリーモデルであるFENDER MEXICO Player ストラトキャスターばかり弾いていたのですが、たまにPRSを手にとり弾いてみると、PRSの良さを実感してしまう今日この頃。。。
そんなワケでPRSの良さについて改めて他のギターと比べて良いと思う点、感じる点についてまとめてみました。
ちなみにPRSはs2シリーズとコアシリーズです。


ネックが安定している

買った時から今までPRSのギターは一度もロッド調整してません。
買った時から弦高も低めでビビりも気にならない。
フェンダー、ギブソンは季節の変わり目で大体ネック調整してます。
ネック材が安定しているのか構造のせいかはわからないけど、間違いなく言えると思います。

チューニングの安定感

基本的に弦はチューニング合わせた状態で保管、放置してますが、時々弾いた時にチューニングは大体合ってる感じです。
また、トレモロユニットで激しくアーミングしても結構チューニングは安定します。
アームのアップダウンを思い切りやって3弦が少しシャープしてしまう程度。
ナットにグリス等を塗れば更に安定します。
トレモロユニットが凄いのかナットが凄いのか、ペグが凄いのかはよく解りません。
ちなみにFender Playerストラトの廉価版Floyd Rose Specialはロック式にもかかわらず結構狂っちゃいます。 

木工精度の高さ

Custom24と安いS2 Standard22。どちらのギターもパターンレギュラーと言われる最近の仕様では標準のグリップ。
工場は同じUSA工場で製造されますが、ネックの握りの感触はほぼ同じ。
手持ちのギターの塗装がCustom24はV12フィニッシュ?S2はサテンフィニッシュなのでその部分の差はあれど、ネックシェイプのフィーリングは一緒です。

弾きやすさ

慣れと個人差はありますが、個人的にはネックのグリップは弾き易く、また出荷の時点で弦高も低めで弾き易いイメージです。(標準で12F1.5mmだったかな?)
そんなセッティングでも音もあまりビビリが出ないし。。。

弦高等のセットアップは購入後全く変えてないのですが、弾きやすさ、弾き心地に関しては言えばCustom24もS2 Standard22もほぼ変わらないです。

よくPRSはギブソンとフェンダーの間とか、いいとこ取りとか言われますが、どちらでもない、強いて言えばギブソンのハムの音のほうがどちらかと言えば近いって感じでしょうか…

PRSも色々なモデル、スペック、搭載ピックアップがありそれぞれで音が違いますから…
22フレットの場合、確かにハムのフロントとリアに関してはギブソンに近いと思います。
24フレットの場合、フロントピックアップは後ろに位置するのでギブソンのフロントの音とは異なります。

ただシングルの音は出ないのでフェンダーとは言い難いと思います。
しかしフロント・リアのミックスしたハーフトーンが、フェンダーのそれの音を太くしたような感じの音ですが綺麗な音が出ます。
スイッチの組み合わせでバリエーションもあります。

また、PRSは基本的にオリジナルのピックアップが搭載され、グレードやモデルにより搭載ピックアップは異なり、また、音も変わります。

僕のCUSTOM24は往年のPRSサウンド?なHFSトレブル+VINTAGE BASSが付いてますがミドルがモリモリとパワーのある音。
S2 Standard22 は#7というビンテージ系の出力弱めのトレブリーな感じの音。
最近のCustom24はビンテージ系のPAFを意識したピックアップが搭載されているので上記の2つと比べると#7のほうが近いのかも知れません。

音が優等生的だという意見が多いのですが、確かにフェンダーストラトでボリュームトーンを全開にした時のような暴れた感のある音は出ません。
ポールいわくPRSのギターは使える音を出せるが売りと言っていたのでそういうことなのかな?
ボリュームを絞っても音が篭ることなくクリーンになる回路も組まれているし。

これらを総合してPRSの音ってことなのかも知れません。

唯一気に入らない点

唯一気に入らない点は、立って構えた時にギターが大きく見えてしまう点。
ギター自体のシェイプ、見た目は美しいのですが、案外尻デカなので立って構えた時にギターが大きく見えてあまりカッコ良く見えないかも知れません。
ストラト、テレ、レスポールは構えてもしっくりくるような気がする。
PRSを買おうか悩んでいる方は立って構えて鏡で見ることをおススメします。

何かの参考になれば幸いです。