2020年11月4日

ベース初心者 初めての弦交換

ハードケースに仕舞いっぱなしのベースを半年ぶりにケースから出したら、弦が錆びだらけになってました。(特に1弦)

思い返せばこのベースを3年前に買ってから、1度も弦を張り替えてなかった。。。。

普段はギター弾きなのでギターの弦は張り替えますが、ベースの弦は交換したことがなかった。。。

ということで、忘備録を兼ね、初めてのベース弦交換について書いてみようと思います。


ベース弦を交換するタイミングは?

とりあえず今回はサビだらけなので替えてしまいます。

一般的には音が死んだら(高音がでなくてこもって音の艶がなくなってきたら)ということですが、ベースの場合はこもっている方が良いという意見もあるし、バキバキとスラップやる人だと音のハリが必要なのでこまめに替えるようです。

自分の場合は、スラップしないので音は丸くても良いのですが、サビは手が茶色くなるのとフレットに良くないので替えちゃいます。

弦の選び方

正直ベースの弦、ギターに比べてかなり色々種類があって初めての弦選びは迷いました。

ブランドだけでなくて、太さ、長さ、巻き方、材質が色々あって弦の本数もあるので値段も高いのから安いのまでほんと沢山ある。

自分の場合、まずは出荷時に張られている弦の仕様を調べました。

自分のはFender Dimension の4弦のBASSなのでスペックを調べると

Fender USA Bass 7250M, NPS (.045-.105 Gauges)

とあり、元々張られていた弦がFENDERの7250Mとのこと。この弦の仕様を調べると

■ニッケル

■ロングスケール

■045、065、085、105

なのでこの弦と同じ仕様のを買っておけば間違いはなさそう。

ギターもベースもそうですが、出荷時に張られている弦と違う太さの弦を張る場合、ナットの溝幅が違うので調整する必要があるでしょう。

また、これも知らなかったのですが、ベース弦はネックのスケールの長さによってロング用、ミディアム用とかって長さのバリエーションがあったりするんですね。。。

危うく買い間違えるとこでした。

ギター弦は基本的にエリクサーを使っていてエリクサーの寿命の長さは良く知っているのでベース弦もエリクサーを買おうと思ったのですが、ベース弦って値段高っ!

他のブランドとか見てみるとエリクサーの半額位の値段。

で、ニッケル製と錆びにくいステンレス製もあまり値段は変わらない感じ。

でもステンレス製の弦はフレットが摩耗しそうなのでニッケル製の弦で絞込み、最終的にはネットの口コミとパッケージのデザインが気に入ったロト・サウンドのRS66LDNという弦を買ってみました。


ちゃんと密封パックになっていて中に乾燥剤まで入っていていい感じです。

いよいよ弦交換

まずはペグを回し弦を緩めてからニッパーで弦を切り外します。

ギターだと弦を切らずにペグを緩めるだけで弦を引き抜くのですが、ベースの太い弦だとそれは出来なそうなので間で切ります。

結構、弦が太いのでかなり力一杯、ニッパーを握りました。ちゃんとしたニッパーでないと刃が欠けてしまいそうです。


弦を外した際にせっかくなので掃除とメンテナンスします。

ブリッジやピックアップ周りのほこりを取り、指板の掃除、指板コンディショナーのオイル塗布、ナットの掃除等。

僕の場合、指板にレモンオイル、オレンジオイルはフレットが腐食するので使いません。レモンオイルやオレンジオイルに含まれる酸がフレットを腐食させてしまうのです。

自分が使用しているのはそういう成分を含まないフレットボード用のオイルで

Big Bends Fret Board Juice フレットボードコンディショナーという製品です。

今回このベースは、初めての弦交換なので今まで塗ったことすらなかったのですが、せっかくの弦交換に加えこれから乾燥しがちな時期なので塗っておきました。

また、今回は塗ってないですが、弦を外した時にナットやストリングリテイナー等、弦と摩擦が生じる部分にはグリスを塗ったりします。

自分が使用しているのは

Big Bends Lil Luber ナットソースというギター・ベース用のグリスです。

それらのメンテが終わったらいよいよ弦を張ります。

弦の張り替えは初めてで不安だったのでFENDERのオーナーズマニュアルを先に読んでみました。

弦を通して、ペグのどの辺を目安に弦を切れば良いかわからなかったのですが、このオーナーズマニュアルには、不親切にも「ペグ3周分巻ける程度の長さになるように」としか書かれてません。

これじゃ分からんということでネットの情報を調べると、ペグ1.5個分で折り曲げ、更にその先1cm辺りで切るとあったのでその通りにしてみました。


とりあえずこれで巻いてみます。

1cm程折った弦の先端をペグポストの中心の穴に差し込み、ペグを回して弦を巻いていきます。

ペグに巻きついた弦の下側に巻かれるように指で押さえながら弦を巻いていきます。

このロト・サウンドの弦はペグで巻く部分が青くなっていて細いのですが、うーん・・・

これで大体2周ちょい位かな?



でもこの弦、ちゃんとロングスケール用ってことでナットとペグの間から細くなってるんですね。

とりあえず張り終えました。


弦交換後の調整

自分のベースはFender Dimension BASSなのでここからはFENDERのオーナーズマニュアルの内容記載のFENDER標準セットアップに準じた調整をしていきます。プレシジョンベース、ジャズベース等、王道のベースも同じセッティングなのでそれらのベースの方は参考にしていただけると幸いです。

1)まずはチューニングを合わせます。

2)次にネックの反り具合とねじれ具合のチェック。

1フレットにカポを付けて1フレット目を全弦押さえます。

(カポ持ってない人は誰か他の人に1フレット目を押さえてもらったりしてください。)

そして4弦で最終フレットを押さえ、7フレット目のフレットの頂点と弦の隙間を見ます。

0.012~0.014インチ(0.3~0.35mm)の範囲内の隙間があればOK。

隙間が空きすぎても狭すぎてもダメです。

といってもこんな隙間は普通の人は測れないんで自分がやっているやり方は7フレット目に隙間があるか無いかを見ます。これは最終フレットを押さえたまま、7フレットをタッピングして弦がカチカチ鳴らせるかをまず見ます。



この時点で7フレットに弦がくっついているのであればネックは逆ぞりです。

逆ぞりではなく隙間がある場合は順ぞりということで、次に順ぞり具合を測る必要がありますが、何か厚みが0.3mmの物を7フレット目に挟んでみてギリギリ落ちるか止まる程度の隙間があれば良しとしています。

ちなみにギターの場合はここの数値が0.2mm位なのではがきや名刺といったものが使えるのですが、0.3mm厚のものが思い浮かびません。

自分の場合はストリングアクションゲージという隙間ゲージを使っています。これがあれば弦高、ピックアップ高さ等、簡単に見ることが出来ます。


上記と同じ要領で1弦もチェックします。

逆ぞりや順ぞりし過ぎている場合は、トラスロッド調整にて反り具合を調整します。

更に、で例えば4弦は隙間が無くて、1弦は隙間があるなんて場合はネックが捻じれているという状態なので、ビビりが酷いようであればリペアショップに相談したほうが良いかも知れません。

一応自分のベースは問題なさそうでした。

3)弦高のチェック

各弦の17フレットの頂点との隙間が4/64インチ(0.0625インチ)=1.58mmがFENDERベースの基準です。

FENDERの基準値って17フレット目で約1.6mmとは随分低いですねー。

もちろん、これは標準セットアップの弦高であり好みで変えるのは問題ありません。

調整する場合ブリッジサドルのイモビスでサドルの高さを調整します。

ちなみに自分のベースは17フレットで約2mmでした。調整し直すかはピックアップの高さをチェックしてから考えようと思います。

4)ピックアップの高さ調整

4弦と1弦の最終フレットを押さえた時のピックアップと弦の隙間をチェックします。FENDERベースのピックアップ高さの標準設定は以下の通りです。

Pickup Type Bass Side Treble Side 

Vintage Style Precision Bass® 8/64” 6/64” 

Vintage Style Jazz Bass® 8/64” 6/64” 

Standard Jazz Bass 7/64” 5/64” 

Standard Precision Bass 7/64” 5/64” 

American Standard Jazz Bass 7/64” 5/64” 

American Standard Precision Bass 7/64” 5/64” 

Vintage Noiseless™ Jazz Bass 8/64” 6/64” 

N3 Noiseless Jazz Bass 8/64” 6/64” 

Special Design Humbucking 7/64” 5/64”


自分のDimension BASSはスペシャルデザインハムバッキングになると思うので

4弦側7/64=0.10インチ =2.5mm

1弦側5/64=0.078インチ =1.98mm

って感じです。


自分のベースは大体上記の数値になっていたので調整はしませんでした。

ピックアップの高さがばっちりだったので弦高については楽器屋さんでの調整が17Fで2mmで調整されていて「狂ってない」と考えればそのままで良いかなーってことで弦高はこのままにしておきます。


5)最後にオクターブ調整

以上となります。

最後に

本来であれば、弦交換後のロトサウンドのベース弦の音について語りたいところですが、なんせ初めての弦交換だもんで、この弦の音については語れません。

もちろん新品の弦に張り替えて調整も交換前後の比較ではパリッとしたいい音になりました。

この弦は手触りがちょっとヌメっとしていてエリクサーに近い感触かも。指が痛くならなそうです。

それとこの弦のボールエンドに色が付いていて、色で何弦用か分かるようになってるんですが、よくよく考えるとこの色使いはユニオンジャックの色になっているのでロックな人におススメしたいです!



また、この記事で紹介したフェンダーベースのオーナーズマニュアルに基づく標準セットアップはフェンダー系のプレシジョンベース、ジャズベース等を使っている方ならば参考になると思います。


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