2017年10月9日

ジョン フルシアンテ のストラトの音を VOX MV50 Rock と ZOOM G3Xn と真似てみる

ジョン フルシアンテ のオールドストラト+Marshall Silver Jubileeの枯れたサウンドをFender American Standard ストラトキャスターでVOX MV50 Rock と ZOOM G3Xn とで真似てみました。

題して VOX MV50 Rock vs ZOOM G3Xn +ストラト ジョン フルシアンテ サウンド!


双方共に値段も近いけど、VOX MV50 ROCKは次世代真空管Nutubeを搭載しMarshallサウンドを狙ったアンプ、ZOOM G3n/G3Xnはマルチエフェクターの中では最新のエンジンを積み、特にMarshallサウンドのリアリティが高い製品。

さて、その音源動画はこちら。

基本的にVOX MV50 Rock はギター~アンプ直でラインアウト出力(内蔵キャビンネットシュミレータ)で録音。
ZOOM G3XnもJCM800 モデリングアンプにマーシャルのキャビネットのみの使用です。

VOX MV50 ROCK セッティング

VOX MV50 ROCKはトーン類の設定が少ないので先にMV50 で Scar Tissue の音色を作りその後にその音色にZOOM G3Xnを合わせる感じで作りました。
MV50で先に音を作る段階でGAIN 38位、トレブル 42位でざっと設定です。
この写真の通りの設定です。


ギター側(ストラト)のセッティング

ギター側でフロントピックアップでVol=8、TONE=7に調整しました。
リアピックアップもVol=8、TONE=7です。

ZOOM G3Xnセッティング

先にVOX MV50とギター側の設定をして調整した音に後から合わせこむようにZOOM側の設定をしたのですが、録音後チェックしてみると全然一緒にならない。。。
とりあえずSilver Jubileeは1959よりもJCM800に近いってことでJCM800をチョイス。
録音と試聴を何回か繰り返して、結局ZOOMのJCM800のトレブルは10まで下げましたが、結果、ZOOMの方が音抜けが良い感じになっちゃいましたが。。。

AMP MS800
INP:Hi  Bass:50 MID:55 Treble:10 P:0 Gain:60 Vol:100
Cab MS4x12
MIC:ON ,MIX:50 Hi:50 Lo:50

結果は。。。

動画では順番が逆ですがScar Tissueで作った条件のまま、Dani California を弾いてます。
Dani CaliforniaだとVOX MV50 ROCKの音は若干埋もれ気味ですが、Scar Tissueでは渋い音になっていると思います。
でそのままリアピックアップにしVol=8,Tone=7でCan't Stop弾いています。
今回の結果とセッティングはベストかどうかは別として、総じてZOOM G3Xnは抜けの良いサウンド、VOX MV50 ROCK は太くて温かい音になりました。

VOX MV50 RockもZOOM G3Xnもストラトで弾き込むのは初めてでしたがどっちも良い音が出てくれています。
やっぱストラトの音は何だかんだ他のギターが真似出来ない音で気持ちいい!!

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2017年10月2日

話題の VOX MV50 ROCK ラインアウトで録音してみた!

次世代真空管Nutubeを搭載したギターアンプVOX MV50 シリーズ!
すごく好評のようで結構品切れ、品薄状態が続いているようですね!
MV50はクリーン系のClean.クランチ系,AC30系のAC.オーバドライブ系のROCKと3タイプある中でも特にクリーン系のCLは品切れ納期待ち続出ですね!

今回、取り上げる MV50 ROCKはこの3タイプの中だと人気は低いのか時々セール価格も見かけるようになりました。
そんな私もセール品をゲットしてしまいました。

このMV50の開発陣のインタビューを読むとMV50 CRのコンセプトはMarshall 1959 と JCM800 のいいとこ取りとのことですが果たして!?

VOX MV50 ROCK vs ZOOM G3Xn MS1959対決

とりあえずうんちくは抜きで録音した動画をアップしました。
Thin Lizzy の名曲 The Boys Are Back In Town にのせてZOOM G3n のMarshall 1959モデリングとの比較です。


ギターはPRS S2 22Standard のリアピックアップでツインギターの片方はハムバッカー、もう片方はコイルタップしてシングルコイルで弾いた音を同じ条件でオーバーダビングしています。
MV50はラインアウト出力から録音しています。

結果はどちらもMarshallサウンドです!

セッティングの詰めが甘くて若干、ZOOM G3nの方のセッティングがトレブル、プレゼンス強めになってしまってMV50の方がマイルドになっていますが、音の立体感、シングルコイルとハムでの音の変化の差はMV50の方が繊細に出て良いと感じています。

実際に弾いている時も音の伸びが良く感じられますし、音の歪みの波形も例えるならZOOM G3nが4気筒DOHCエンジンならMV50はハーレーダビッドソンのVツインエンジンのような心地良さが差として感じました。

僕にとってはどちらも、とても素晴らしく良い製品だと思いますが、やはりデジタルなモデリングとNutubeを搭載した最新アナログリアルアンプの差は感じたままの結果にはなるのかも知れません。

MV50 キャビネットシュミレータについて

正直なところMV50買ったはいいけど流石に50Wもある為、自宅でキャビネットにつなぐのは気を使います。(音はパリッとしたイイ音がしますが・・・)
結局家では中々思いっきり弾けず、アンプもギタープレイも本領を発揮しにくいので、ヘッドフォンで使うのですが、どうもキャビネットの音と比較すると音抜けが悪い印象があり、結局自宅練習では「ZOOM G3nの方が良いなー」なんて思ってました。
でも、実際に録音して双方を聞き比べると「アレ?MV50の方がいいかも?」って感じで不思議なもんです。

ちなみにMV50でラインアウト出力時は内蔵スピーカーキャビネットシュミレーター経由で出力されます。
MV50開発陣のインタビューによるとVOX MV50用の12インチスピーカのキャビネット「BC112」みたいな12インチ1発キャビをマイク録り(SHURE MC57とリボンマイクのMIX)した音をシュミレートしているそうです。

MV50用の12インチキャビネットは8インチキャビよりも音良さげです。

MV50 Trebleつまみについて

ご存知の方も多いと思いますが、MV50 ROCKはつまみが3つしかありません。
GAIN,Treble,Vol です。
イコライジングのつまみは一つだけととても潔い仕様です。
心細い人も多いかと思いますが、これ一つで十分な機能になっています。
どこに設定しても使える音が出てきます。

MV50開発陣のインタビューによると、ただのTrebleのつまみではなく、どこに設定して使える音が出るようなプリセットのイメージとのことです。


MV50 ROCK でクリーントーンは出せるのか?

GAINを絞ってギターのヴォリュームもある程度、絞れば完全なクリーンまでは厳しいですが、ストラトとかシングルコイルならジョン・フルシアンテみたいな軽めのクランチは出せますね!

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