2017年10月2日

話題の VOX MV50 ROCK ラインアウトで録音してみた!

次世代真空管Nutubeを搭載したギターアンプVOX MV50 シリーズ!
すごく好評のようで結構品切れ、品薄状態が続いているようですね!
MV50はクリーン系のClean.クランチ系,AC30系のAC.オーバドライブ系のROCKと3タイプある中でも特にクリーン系のCLは品切れ納期待ち続出ですね!

今回、取り上げる MV50 ROCKはこの3タイプの中だと人気は低いのか時々セール価格も見かけるようになりました。
そんな私もセール品をゲットしてしまいました。

このMV50の開発陣のインタビューを読むとMV50 CRのコンセプトはMarshall 1959 と JCM800 のいいとこ取りとのことですが果たして!?

VOX MV50 ROCK vs ZOOM G3Xn MS1959対決

とりあえずうんちくは抜きで録音した動画をアップしました。
Thin Lizzy の名曲 The Boys Are Back In Town にのせてZOOM G3n のMarshall 1959モデリングとの比較です。


ギターはPRS S2 22Standard のリアピックアップでツインギターの片方はハムバッカー、もう片方はコイルタップしてシングルコイルで弾いた音を同じ条件でオーバーダビングしています。
MV50はラインアウト出力から録音しています。

結果はどちらもMarshallサウンドです!

セッティングの詰めが甘くて若干、ZOOM G3nの方のセッティングがトレブル、プレゼンス強めになってしまってMV50の方がマイルドになっていますが、音の立体感、シングルコイルとハムでの音の変化の差はMV50の方が繊細に出て良いと感じています。

実際に弾いている時も音の伸びが良く感じられますし、音の歪みの波形も例えるならZOOM G3nが4気筒DOHCエンジンならMV50はハーレーダビッドソンのVツインエンジンのような心地良さが差として感じました。

僕にとってはどちらも、とても素晴らしく良い製品だと思いますが、やはりデジタルなモデリングとNutubeを搭載した最新アナログリアルアンプの差は感じたままの結果にはなるのかも知れません。

MV50 キャビネットシュミレータについて

正直なところMV50買ったはいいけど流石に50Wもある為、自宅でキャビネットにつなぐのは気を使います。(音はパリッとしたイイ音がしますが・・・)
結局家では中々思いっきり弾けず、アンプもギタープレイも本領を発揮しにくいので、ヘッドフォンで使うのですが、どうもキャビネットの音と比較すると音抜けが悪い印象があり、結局自宅練習では「ZOOM G3nの方が良いなー」なんて思ってました。
でも、実際に録音して双方を聞き比べると「アレ?MV50の方がいいかも?」って感じで不思議なもんです。

ちなみにMV50でラインアウト出力時は内蔵スピーカーキャビネットシュミレーター経由で出力されます。
MV50開発陣のインタビューによるとVOX MV50用の12インチスピーカのキャビネット「BC112」みたいな12インチ1発キャビをマイク録り(SHURE MC57とリボンマイクのMIX)した音をシュミレートしているそうです。

MV50用の12インチキャビネットは8インチキャビよりも音良さげです。

MV50 Trebleつまみについて

ご存知の方も多いと思いますが、MV50 ROCKはつまみが3つしかありません。
GAIN,Treble,Vol です。
イコライジングのつまみは一つだけととても潔い仕様です。
心細い人も多いかと思いますが、これ一つで十分な機能になっています。
どこに設定しても使える音が出てきます。

MV50開発陣のインタビューによると、ただのTrebleのつまみではなく、どこに設定して使える音が出るようなプリセットのイメージとのことです。


MV50 ROCK でクリーントーンは出せるのか?

GAINを絞ってギターのヴォリュームもある程度、絞れば完全なクリーンまでは厳しいですが、ストラトとかシングルコイルならジョン・フルシアンテみたいな軽めのクランチは出せますね!

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