G3Xnは先代のG3X、現行のG1Xよりモデリングを一新しよりリアル性を追求しているとのことです。
エフェクターの種類
アンプ、エフェクタの種類は先代の製品に比べ減りました。先代モデルに沢山あったハイエンドコンボアンプ、激歪み系アンプはなくなりいわゆる王道のアンプモデルに絞り込まれています。
ただアップデートにより随時アンプモデリングは追加されています。
今時点では
Marshall JCM800.1959
VOX AC30
FENDER Bass man.Twin reverbe .Deluxe reverbe
Hiwatt DR103
Mesa boogie MK1, レクチファイヤ
Bogner Extacy
Orange
だったかな?
エフェクターも前より減った気がしますがこれらもアップデートにより随時追加されます。FUZZはFUZZ face が無くなり代わりにTone vender1.5があります。
BIG Maff はアップデートで追加されました。
G3Xnではアンプ、エフェクターの各パラメータが実機モデリングしているものは実機のパラメータを忠実に再現しています。
これまでのモデルやライバルのBOSSのマルチエフェクターではアンプやエフェクタ種ごとに一律のパラメータなのでこの点は非常に大きなポイントかと思います。
例えばVOX AC30であればCUTのツマミがありますしFENDER のアンプも実機通りのツマミが付いてます。
左から2つ目、3つ目がアンプ(VOX AC30)の設定パラメータ 左からBass Treble Cut Gain Vol のパラメータがある |
なのでアンプモデリングを普通に使う場合、アンプ➕4種類のエフェクターということになります。
左からノイズフィルタ->アンプ->キャビ->ペダル->リバーブ->ディレイ アンプは2つ分のエフェクト消費になる。 |
音
全般的にクリーンからクランチでのアンプ単体の音がとても良くなったと感じます。先代よりも音のハリとツヤを感じます。
逆に激歪み系アンプや歪みエフェクトを足した場合の音に関して、
先代はサクっとカッコ良い音が出ましたが、まだセッティングに苦労しており現在思考錯誤中です。
G3Xnの一番目に出てくるアンプはJCM800なのですがアンプ単体の音はとても心地良いです。
本物同様にそれほど歪まないので歪みエフェクトを足しますが中々綺麗に鳴るポイントがまだ見出せてません。
FENDERのクリーン系の音も総じて先代モデルより全然良い感じです。
操作性
設定にはPCを使わずに直感的にすぐ出来ます。マニュアルもほぼ読まずに使えます。ZOOMはこういう所が素晴らしいと思います。
先代のモデルをお持ちの方ならすぐ使えると思います。
演奏時の操作性に関しては鉄のストンプのスイッチが3つ、ペダルに加え更にプラスチックの3つのフットスイッチがありますので大抵のケースで不自由しません。
基本的な操作としてパッチ選択かパッチ画面に入りストンプON/offを演奏中に行えます。
エフェクターストンプ単体のON/offは3つの鉄のストンプスイッチで行えます。
左から ワウ、ブースター、コーラスの順にエフェクタが並ぶ。 フットスイッチでそれぞれOFF/ON可能 |
分かりにくいんで詳しい説明すると例えば
左からノイズフィルタ->アンプ->キャビ->ペダル->リバーブ->ディレイ
とエフェクターが並んだ場合、任意のペダルをスイッチにアサイン出来るのではなく隣り合っている3つ分の範囲を選択しスイッチに割りあてます。
なのでこの例の場合、ノイズフィルタ、、リバーブ、ディレイ を同時に割り当て出来ません。
ノイズフィルタ+アンプか、アンプ+キャビか、キャビ+ペダル+リバーブか、ペダル+リバーブ+ディレイといった具合に3つ分のエフェクトの範囲でスイッチが割りあたります。
この範囲の操作は演奏中にプラスチックフットスイッチで移動させることは可能ですが流石にそこまでやるなら別のパッチ作った方が良いかもです。
もしくわ、エフェクターの並び順を考える必要があります。
左からノイズフィルタ、アンプ、キャビ、ペダル、リバーブ、ディレイが並んでますが、 右から3つの色が反転していないエフェクタがストンプにアサインされます。 この3つ分の幅の反転していない部分をプラフットスイッチで移動できます。 |
パッチの選択も鉄の3つのストンプスイッチで行えます。3つの画面にはそれぞれパッチが表示されそれを3つのスイッチで選べます。
そしてプラスチックなフットスイッチでパッチのバンクをスクロール出来ますので3つずつパッチをスクロール出来ます。
良く考えられてます。
いい所
-クリーン~クランチの音の向上-モデリング実機と同様のパラメータの再現
-フットスイッチの操作性
-簡単で直感的な設定操作
-頑丈そう
残念な所
-フットスイッチを任意に割り当てる機能が欲しい-重い
-エフェクトの種類が前より減った(今後増えることに期待)
-USB オーディオ非対応
特にとにかくペダル操作を楽しみたい方や、ライブメインで使用される方にはとても良い製品なのではないでしょうか?