所有する幾つかのギターの中でも唯一、1箇所気になるデッドポイントを持つPRS S2 STANDARD 22にこのFAT FINGERを装着することで解消するのか?という実験です。
このギターはニトロサテンフィニッシュなせいか、生鳴りは非常に良いのですが3弦14Fにデッドポイントがあります。
3弦14Fを弾くとウルフトーンを発しながらプヒーンと音が消えていきます。
他フレットだとプーーーンです。
PRSギターへのFAT FINGER装着例
先の写真ではストラトのヘッドに装着してとても収まりが良いのですが、PRSはギターヘッドが思いの他小さく、取り付けるスペースがあまりありません。下写真のようにヘッドの先端しかスペースが無さそうです。かつ裏表を逆にしないと取り付けが厳しく見た目も大変不恰好になってしまいました。。。
裏から見てわかる通り、ペグに当たってしまうので裏表逆にしてギリギリって感じ。
ヘッドの根元も付けれるかも知れないですが、ローポジで手の邪魔になりそうなのと、ロッドカバーと弦の間があまり隙間が無いので止めときました。
FAT FINGER装着後のデッドポイントの変化
結論を先に言うと改善しました。但し、すごく改善したということではなく、やや改善という感じ。
3弦14Fでプヒーンがプーーーン程度には改善しました。プヒーンのヒの部分(ハーモニクス音)も消えました。
但し装着する場所(位置)によっても状況は変わります。
下写真のヘッドの真ん中に付けた場合、3弦14Fはプヒーンがプーーーンに改善されましたが、逆に3弦12Fがプーーーーンからプヒーンと悪化し、デッドポイントが移動しました。
次に下写真のように取り付け位置を右(右側の角)に装着した所、3弦14Fはプヒーンがプーーーンと向上、3弦12Fがプーーーーンと現状維持、3弦13Fがプーーーーンからプーーーンとやや悪化程度となったので、ベストセッティングとしてはこの位置なのかと。。。
ということで、デッドポイントの解消には多かれ少なかれFAT FINGERは作用すると言う結果になりました。
但し、折角のPRSのフォルムが台無しなので、特別な時だけ装着しようかと思います。
もしくはPRS S2ロッキングチューナー専用のペグボタン(プラスチック又はパーロイド)も売っているのでこれに換えても状況は良いか悪いかは別として変化させれそうです。