FENDER Player ストラトキャスター HSS Floyd Roseのピックアップ交換をしてみることにしました。
音が硬いかなーとかリアのハムの音がパワーが無いなーと思っていたので。。。
買ったのはセイモア・ダンカンのピックアップ。
Floyd Rose仕様の為、指板がフラットなのと弦間ピッチが空くので
ネックとミドルのシングルコイルはSSL-2.
ブリッジのハムバッカーはTB-59トレムバッカー。
それとハンダこても持ってなかったのでついでにFERNANDESから出ているのSI-1500というハンダこても買いました。ハンダとちょっとしたハンダを置くホルダー付きです。
SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / TB-59 59 Trembucker White
■'59MODEL
■トレムバッカー、ホワイト
■マグネット:Alnico V Bar
■D.C.RESISTANCE:8.13k
■RESONANT PEAK:6.00kHz
■ケーブル:Four Conductor
■OUTPUT:Vintage
■フェンダー/フロイドローズタイプの、弦間ピッチの広いギターに対応します。
サウンドハウスでみる
SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / SSL-2 VINTAGE FLAT STRAT
■ギターピックアップ
■VINTAGE FLAT STRAT
■シングルコイル
■マグネット:Alnico V Rods
■D.C.RESISTANCE:6.60k
■RESONANT PEAK:9.00k
■ケーブル:Single Conductor Cloth
■OUTPUT:Vintage
サウンドハウスでみる
FERNANDES ( フェルナンデス ) / SI-1500 はんだごて
FERNANDES / SI-1500は、ギター、ベースの配線やケーブルの自作に必要となるハンダゴテの大定番。はじめての方にも扱いやすいコンパクト&軽量設計。簡易こて台とハンダ、紙やすりも付属し、すぐに楽器の配線メンテナンスや、ケーブルの自作をはじめられます。
■ハンダごて
■長寿命の鉄メッキ・ブラックチップこて先使用
■ニクロムヒーター式/40W
■付属品:簡易こて台、鉛入ハンダ、紙やすり付属
サウンドハウスでみる
ハンダ付けなんてもう何年もやってないので心配ですが、とりあえず最低限の道具も揃ったのでまずは作業開始。
とりあえず弦を外します。
フロイドローズなんで外した弦はまたそのまま付けようと思います。
次にピックガードを止めているネジを外しピックガードを外します。
インサイドFENDER Playerシリーズ。
ピックガード裏のアルミテープ?がきれいに貼られ、ピック及び配線用の穴は導電塗料が綺麗に塗られがっちりとノイズ対策が施されています。
ピックガードを丸ごと外そうとシールドジャックから来ているケーブルとアースのケーブルを外そうと思ったのですが、ハンダ付けが中々取れず断念。
とりあえずハンダは外さずにピックガードを裏返すことにします。
とりあえずピックガードを裏返し配線の具合をチェック
なんか5Wayのピックアップセレクタースイッチが想像してたのよりごつくてピンがいっぱいあるんですけど。。。
調べるとどうやらこのスイッチは5Wayスーパースイッチなるものらしく4つの回路が独立して使えるというものらしい。
また、リアのハム用のトーンポットは250kΩだったんすね。。。
5Wayスイッチの中央の白い線がフロントピックアップ。
その右の黄色がセンターピックアップ。
更にその右の細い赤、緑、黒はリアのハムバッカー。
4つのブロックに端子が5個づつ付いています。
5Wayスイッチのフロントピックアップが配線されているブロックでは1個目と2個目の端子にまたがるようにフロントピックアップが配線されていて、センターピックアップが配線されているブロックの2、3,4の端子にまたがるようにセンターピックアップが配線、フロントピックアップのブロックの4個目、5個目、センターピックアップのブロックの4個目の端子にリアピックアップが配線されているので元通り同じようにつければイケるはず。
とりあえず配線は覚えつつピックアップを外す為、ピックアップから出てる線を全て外します。
とりあえず外すのはあっさり出来ました。
そしてピックガードに新しいピックアップを取り付け、とりあえず見よう見真似でハンダ付け
とりあえず配線が終わったのでピックガードを裏返し、仮組み。
ネジ等は止めず、シールドを差し、アンプをつなぎピックアップのポールピースをドライバでコンコンと叩きながら、ピックアップセレクターを変え、各スイッチポジションごとで各ピックアップから音が出ているかを確認。
配線は問題なさそうなのでピックガードのネジを止め、弦を貼り、完成。
そしていざ、音出し!
ピックアップセレクターを変えながらジャラーンと各ピックアップの出音をチェック。
が、しかし!?
なんか音が交換前とあまり変わらない!!!
フロント、センターのシングルはともかく特にパワーアップを期待したハムの音がちょっとハイとローが前より出るようになった程度でそれほどの変化は無し。
おかしい!
ここで初めてダンカンの配線図をチェック。
どうやらリアのハムバッカーは直列ではなく、並列で接続されていたようだ。
ん!?
つまりFENDER PLAYERのオリジナルのハムももしかして並列だったってこと!?
とにかく、ダンカンの説明書通りに直列になるように配線をし直します。
そしてまた仮組みで配線チェックからの本組み。
そしてアンプからのサウンドチェックの為ジャラーーンと各ピックアップでチェック。
やっとハム本来の太い音がしました。
元々付いていたハムの配線を調べれば分かると思うのですが、多分、元々のハムの接続が並列(パラレル)だったんではないかと思います。
どうりでハムにしてもシングルっぽい音だったなーって今更ながらに思います。
で肝心のピックアップ交換後の音についてですが、
ダンカンSSL-2のほうは元々付いていたPlayerシリーズピックアップよりもマイルドになった感じです。バランスが良いけれど少し音が地味になったかも。
元々付いていたPlayerシリーズのピックアップはフェンダートーンにエッジを加えた現代的な音ということなのでそうなるのかもしれません。
TB-59'トレムバッカーの方はいわゆるハムらしい音に変わったということになるのですが、元々のPlayerシリーズハムバッカーも直列にしたらどうだったんだろーなーって思います。
元々ついていたピックアップはそんなに悪くもなかったんじゃないかなーとも思います。
双方の比較という意味では59’トレムバッカーの方が断然ハイファイでハイローもより強調されています。
でも、今回のピックアップ交換で分かった事は、ピックアップを変えたとしても元々のギター自体のサウンド自体ががらりと変わるもんでもなく元の素性が一番強く出るのかなーってことです。
音が硬かったのもピックアップではなく、ネック指板とフロイドローズのせいなのかも。
ピックアップを変えても本質的なそのギターの持つ音ががらりと変わるということではなくて、調味料を足すとか化粧するとかそんな感じ。
今回、GibsonのP.A.Fを目指したダンカンのTB-59'をこのストラトに付けてもレスポールの音にはならず、ストラトの音が太くなったということです。
最後に、今回TB-59'トレムバッカーの幅が若干広い為、ピックガードに当たってしまうようで、ピックアップのコイルを覆うテープがずり下がってしまいました。
ピックガードの穴を広げる必要があるかも知れません。
但し今回の改造でちょっとリアハムのフェンダーらしさが薄れてしまったのでプッシュプルのトーンポッドに交換してハムバッカーの直列、並列もしくは直列、タップの切替を追加しよーかなーなんて思ってます。