2021年1月11日

トレモロユニット スプリング共鳴対策のDIY

今回は、トレモロブリッジのスプリングの共鳴を抑えるDIYをやってみました。

 今使っているギターはフロイドローズタイプのトレモロブリッジを載せているのですが、3弦6フレットの音を出した時だけやたらとトレモロブリッジのスプリングが「ファーンっ」って大きく鳴ってしまいます。


アンプからの出音にはスプリングの音はほとんど出てないと思うのですが、生音の時に3弦6フレットの生音と同等位の音量でスプリングが鳴ってしまいます。

「気にしなくても良い」という人もいるし、「ストラトであればそのスプリングの鳴りも含めてストラトの音だ」という人もいれば、やはり気になるので何らか対策をしたという人もいるし、トレモロスプリングの共鳴対策パーツもあります。

Spring No


どうやら生産中止のようでどこも品切れでした。

Fu-Tone Silent Spring


スラッシュやオリアンティ等海外のアーティストも使用しているみたいだし派手なのでカッコいいかなとは思うのですがちょっと高い。購入した方のレビューではアーミングでギシギシ音がするというのでパス。。。


他の人の対策を調べるとキッチンのスポンジをスプリングに挟むという方が多いようです。

以前、スポンジを挟むのは試したのですが、使っているスポンジの材料が悪かったのか、加工した大きさが悪かったのかアームの戻りが悪くなったりしてしまいました。おそらくスプリングにスポンジが挟まってしまうのでしょう。

それ以外の方法として、上のSpring Noのようにスプリングの中に配線材の皮を入れるというのもありました。

これならすぐに出来そうだと思ったのですが、材料がないので代用できそうな物を探し、シリコンチューブなる物を買って見ました。


大きさは外形6mm、内径4mm、長さ1mです。


このチューブを切ってスプリングの中に仕込もうと思います。

トレモロスプリングの内径とこのチューブの外径を確認してみます。

丁度かなと思いきや丁度すぎてばねの中に入りません。
このシリコンチューブ自体、材質が柔らかく、滑りにくいので、適してなかったかも。。。

なので縦に切って更に2-3mm程切って内径を詰めました。



上の写真の長さに切って大体バネ1本分で考えていましたが、これでも中々丸々バネに入りにくかったので結局これを3等分した長さに切り、1cm位の長さがバネに入れば良いかなという感じにしました。

結局、いつでも引っこ抜けるように奥までは入れず写真のようにスプリングハンガーにはみ出た状態で3本ともセットしました。

実質シリコンチューブ自体はスプリング内に1cm程度しか入ってませんがスプリングの鳴りはばっちり抑えられました。

アーミングをしてみましたが、アームの戻り、チューニングも大丈夫そうなんでしばらくこれで使ってみようと思います。

とりあえず、結果的にはうまくいったのですすが、材料的にはシリコンチューブではなく配線の皮の方が良いかも知れません。