2019年6月20日

Fender Player ストラトキャスター HSS タップスイッチ取付

先日ピックアップをダンカン SSL-2とTB-59に交換してからの、更なる改造としてリアハムバッカーのコイルタップスイッチ取付に挑んでみました。

スイッチはリアハムバッカーのトーンポットをプッシュプルスイッチ付きのポットに交換し、見た目はそのままにタップスイッチを追加します。

交換用のポットはCTS製 500kΩのプッシュプルスイッチポットでALLPARTSから出ているEP-5586-000という型番。サウンドハウスさんで購入。
ALLPARTS ( オールパーツ ) / EP-5586-000 CTS 500K Push Pull Audio Pot
ALLPARTS(オールパーツ)のプッシュプルポット、A500K、CTS、スプリットシャフト、インチ規格
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その他に配線材も無いのでそれらも購入。
配線材なんてどれでもいーやと思いつつUSA Cloth Wireという配線材を購入。
ピックガード外して裏の配線見てわかりましたがこの配線材はダンカンのSSL-2の線と一緒のようです。

その他、KESTERのハンダ、ハンダ吸い取り線、ポットを外す為のモンキーレンチまで買い準備は万端。

MONTREUX ( モントルー ) / USA Cloth Wire 1M White [1585]
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MONTREUX ( モントルー ) / Kester 44 1.5m [1475]
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MONTREUX ( モントルー ) / ハンダ吸取り線 1 meter [1676]
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では、早速作業開始!…

まずはピックガードを外して裏返し、現在の配線をチェック。
リアトーンポットには3本の線が結線されていました。

とりあえず、配線の色と場所をメモがわりに写真で撮り、ハンダコテで線を取り外します。
ポットの裏のハンダが中々取れないという話も良く聞きますが、そっちは難なく取り外すことが出来ました。
しかし、ポットの端子にハンダ付けされた二本の線は端子穴に線が巻かれた状態でハンダ付けされてて中々取れないので諦め、ニッパーでカット。
で取れました。
リアピックアップ用についてたトーンポットはCTS製250kのポットでした。
FenderのMEXICO製はやはり電装パーツもちゃんとしたパーツが使われています。

次に新しいポットのスイッチの方へのハンダ付け。ポットのスイッチ部の基板が小さく、ねじ止めしてからハンダ付けではやりにくそうなんで先にスイッチの基板の2本の線をハンダ付け。
c1と書かれたコモンにピックアップのタップ線を接続。
もう一方、1と書かれた穴からポットの横の鉄の部分を短い線を用意しハンダ付け。

この状態でピックガードにポットをねじ止め。

そしてポット線とスイッチc1コモンに付けた線をハンダ付け。
更に5wayスイッチからくる線と隣のトーンポットからくるコンデンサの線を各端子にハンダ付け。

更にポット裏に元々付いていた線を元通り新しいポットの横にハンダ付け。
5wayスイッチのセンター+リア及びリアポジション時にハムのHOT線が掛かるように端子同士を結線。

雑だけどとりあえずハンダ作業は終了。

ピックアップガードを裏返し、ギターにシールドを挿してちゃんと音が出るかを、各ピックアップのポールピースにドライバーの先端を当てがいチェック!

ここで問題発生。
ポットのスイッチを上げた時に音が出ない!

タップ線ハンダ付けをやり直し再度チェック。


各5wayスイッチポジション、タップスイッチ切換共に問題無さそうなので組んでしまいます。

ここまでで1時間半は掛かったけれど無事完成!

今回の改造でセンター+リア及びリアのポジションでコイルタップ出来るようになりました。
そして肝心なコイルタップしたハムの音は、レスポールやPRS等、他のどのギターのコイルタップの音よりもストラトのシングルコイルの音に近い感じで大満足!

ただ、トーンのポットが250kから500kに変わったせいか、コイルタップしていないときのハムの音も変わってしまいました。
より本来のハムらしい音になったと言えばそうかもしれないけれど、よりハイが出ているのか音量も上がった気がしてフロント、ミドルとの音量差、又は迫力の差にギャップが出てしまったかもしれません。
音が250kのポットの時のほうが音がマイルドで扱いやすかった気もしてます。
ハムには500kのポットとは言いますが、今までと比べると音が暴れている感もあるのでピックアップの高さ等を調整して気に入らなければ250kのスイッチポットに変えてみようかなー。。。。
ポットの抵抗値で音がかなり変わったというのが今回の改造で感じました。