2020年3月13日

Hottone AMPEROのMarshallサウンド

Hottone AMPEROを買った後に気付いたのですが、
AMPEROにはMarshallのアンプとキャビネットのモデリングは沢山入っているのですが、
他のマルチエフェクターには、必ず入っている鉄板のアンプである
Marshall 1959 PlexiがAMPEROには入っていないのです。

今後のアップデートで増えるのかも知れないですけど。

AMPEROに入っているMarshallアンプのモデリング

JTM45 Normal ch
JTM45 High Treble ch
JTM45 Jump connection
JTM50 Normal ch
JTM50 High Treble ch
JTM50 Jump connection
JCM800
JCM900 Model4100 ch B
の4機種系8種。

AMPEROに入っているMarshallキャビネットのモデリング

2550 2x12
1960AV 4x12
68 Basketwaeve 4x12
Custom Modified 4 x12
Vintage Greenback 4x12
1968 4x12
Clestion G12T-75 4x12
となんか沢山あります。

まだ全てを試してはいないのですが、こんな感じで試してみました。

JTM45 High Treble ch + 1960AV 4x12

この組み合わせとストラトで弾けばジミ・ヘンドリクス、ジョン・フルシアンテのサウンドって感じ。
とてもセクシーで太いクリーン・クランチサウンドが出ます。

AMPEROでMarshall 1959のクランチを出すなら、とりあえずJTM-45を使えば良いのかな?

ちなみに、今まで使ってきたマルチエフェクターのMarshall 1959のクリーン、クランチと比べても、ハリ、艶のある物凄くセクシーでいい音がしていると思います。

とりあえず録音してみました。
使ったギターはFloydRose付きのFENDER MEX製ストラト。
フロントのシングルコイルで最初はVol10、次にVol8、最後はVol7で弾いてます。
トーンは10。
ピックアップはダンカンのヴィンテージタイプのSSL-2です。
リバーブだけROOMをかけてます。

JTM45 Normal ch / Jump connection ch + 1960AV 4x12

この組み合わせとGibsonハムバッカー系のギターで弾けばCream時代のエリック・クラプトンのような音が出る感じ。
まだ、Gibsonのギターでは試してないですが、ヴィンテージ系のハムが載ったPRSで弾いたらそんな感じでした。
逆にダンカンSH-1を載せたHSSのストラトだと何故か、かなりダメな音に・・・
結構ギターによって繊細に出音が変わりました。
すごくワイルドだけどセッチングは難しい感じです。

とりあえずNormal Chで録音してみました。
使ったギターはPRS S2 22でリアピックアップをVol8位、Toneは4位です。
こちらもROOMリバーブだけ掛けてます。

これを録音した後に試しにGibson レスポールで弾いてみたところ、メチャメチャいい音しました。PRSよりも音の太さとカリッとしたトレブルがブレンドされていい感じ。
このJTM45 Normal ch/Jump chはあのエリッククラプトン同様、Gibsonのギターがベストマッチな感じです。

JTM50 + 1960AV 4x12

あんまりJTM50自体は今まで使ってたマルチエフェクターに入ってなかったし実機を弾いたこともなく馴染みがなかったんですが、とりあえず50wのMarshallというとジェフ・ベック、マイケル・シェンカー、イングヴェイ・マルムスティーンなイメージがあります。
で50wのMarshallといえばマイルドかつクリーミーに歪むというイメージです。
AMPEROではNormal,High Treble,Jump connectionと3種類のチャンネルのモデリングが用意されていますが、どれを使ってもいい感じで歪みます。Jump Connectionが一番ローが出て歪んでますが、どれを選んでもGAINの量の差だけじゃないかという位、いい感じで歪んでいます。
JTM45みたいなロー出過ぎでセッティングが難しい感じではなく、使いやすいです。

アンプの前にCryBabyのワウを入れるだけでマイケル・シェンカーっぽいサウンドを満喫できました。自分が今まで所有したマルチエフェクターの中では一番マイケル・シェンカーに近い音がしかも簡単に出せた感じです。
これはJTM50 High Treble ChでギターはPRS S2 22を使ってます。
途中でCryBabyモデリングのワウをオン、最後はディレイとコーラス(BOSSCH-1モデリング?)を追加しています。

歪系ペダル+JCM800 + キャビネット各種

なんかアンプ単体でかなり歪む感じがします。
前段にブースター系、オーバードライブ系、ディストーション系のペダルを入れるとかなり歪み過ぎてしまうのでアンプ側もペダル側もGAINとかVolumeは下げないとかも知れません。
でもその辺りをうまくやれば各歪み系ペダルで味付けされた往年の80年代HR/HMサウンドが出せます。
JCM800の実機の音とAMPEROとMooer GE250 ,Line6 Helix Stomp 、Headrush GIGBOARDと各製品のJCM800のモデリングの比較動画がありました。
これで見てもAMPEROかなりいい感じです。
実際に自分で弾いていてもこんな感じの音なので全く申し分ないです。
ヘッドフォンからの音はキャビネットの前にたっているようなビリビリ!バリバリ!と迫力のサウンドです。

JCM800はこの動画がとても参考になるので自分のほうで録音してません。

JCM900 + キャビネット各種

これも80年代のHR/HMシーンにインスパイアされて登場したアンプなのでJCM800より更に歪みますがJCM800のような尖ったバリバリよりももっとローが出て奥まった感じの音です。
Marshall 1959のチャンネルリンクの音を狙うならとりあえずJCM900を使えばよいかも?

最近はこのJCM900にClestion G12T-75 4x12を組み合わせてヴァン・ヘイレンのパナマを弾くのがお気に入りでいい感じです。
Peavey 5150のアンプモデリングも入ってるのですが、とりあえずこのJCM900のほうでしっくりきてる感じ。
AMPEROでヴァン・ヘイレン弾くならJCM900直でもいいんじゃないかな!
これは前述のFENDER MEXのFloydRoseストラトHSSで弾いてます。フルテンです。
リアハムはダンカンのPAFタイプのTB-59です。
ショートディレイとリバーブだけ加えてます。

JCM800以外は自分で録音してみましたが、録音の機材はAMPEROにiPhoneをライトニング⇔USBアダプタで接続し、GarageBandでの録音です。
AMPEROはUSB Audio I/Fになるのでライトニング⇔USBのアダプタさえあれば、直接接続出来ちゃいます。

長々書きましたが、AMPEROのアンプモデリングに関して、これまで使ってきたマルチエフェクター製品と比べても各段に進化しているように感じます。