インターネットで色々調べている内に、いRig と Amplitube でお馴染みの IK Multimedia より昨年の暮れに発売されているアコースティックギター用マイク iRig Acoustic に辿り着きました。
ギターのサウンドホールに引っ掛けるピックの形をした小型マイクです。
iPhoneに接続しレコーディングする専用のマイクみたいなものなので正に僕の用途にはピッタリです。
色んなレビューを読むと中々良さげな感じだったんで、買っちゃいました。
果たして…
Amplitube Acoustic のインストール
iRig Acoustic はマイクですが、iPhone app の Amplitube Acoustic をインストールしこのアプリからでないと iRig Acoustic のマイクとしての入力が出来ないようです。そんなワケで Amplitube Acoustic をダウンロードしたのですが、 Amplitube Acoustic は無償版と有料版(¥1,200)があります。
丁度ラッキーなことに 2016/8/25から9/7までの間 有料版が無料になっています。
先に無料版をダウンロードしてしまったのですが、すかさず有料版をGetしました。
アプリのインストール後、アプリを起動するとマイク( iRig Acoustic )のキャリブレーション(入力レベルの調整)を行います。ギターに iRig Acoustic を装着し、アプリの画面指示に従いストラミングを行います。これが完了すればすぐ使える状態になります。
音を出してみる
Amplitube Acoustic のアンプにはアンプのエフェクタ(コーラス、リバーブ、)、とイコライザが付いています。その他に有料版だとパラメトリックイコライザ、ボディ鳴りのシュミレータ、etcが無料で付いていますが、とりあえず音を出したいのと、なるべく素の音でやりたいんでこれらは使わず、アンプとアンプ内蔵のイコライザだけで調整してみました。
とりあえず録音してみた!
とりあえずサクッと録音してみました。楽曲は前回の比較テスト同様 Dee - Ozzy Osbourne - Randy Rhoads です。
Amplitubeのセッティングは上の画面の通りで他は使っていません。
リバーブは GarageBand 側でLarge Hall だけ掛けています。
GarageBand で録る場合、Inter app Audio で Amplitube Acoustic から音源を入力できます。
ちなみに前回録音した比較動画はこちら。
音の比較
前回録音した結果としてはマイク( iPhone 内蔵マイク , TASCAM DR-05 )では生音に比べて音が曇ってしまっています。iRig ではその曇りが取れて生音に近い感じで録れるようになりました。
まるで エリック・クラプトン の アンプラグド に近づいた感じです。
音的にはこれまでに実験したマイク録り、ピックアップのライン録りと比べても一番良い結果だと思っています。
ですが、若干、鉄の音が生々しい感じというか、弦に近い場所にマイクがあるので弦の音って感じが強めで、もうちょっと Amplitube Acoustic 側で調整が必要かなーって感じです。
それと、ギターの本来の生音が失われていないかどうか?これは今後、別のギター (
Taylor )を使って音を比較してみたいところです。
使ってみて気付いたこと
ギターにマイクを装着するのでギターを弾いている音以外にボディに触れた音、マイクに触れた音等、結構な音量で全て拾ってしまうので、そういった部分で気をつかうのは他の録音方法と変わらないか更にシビアに感じました。また、マイクを装着する位置(ブリッジ寄り、真ん中、ネック寄り)によって音色が変わります。これは今後色々と試してみたいと思います。今回は写真の位置で録音しています。
あと、Little Martin の場合の注意点ですが、このギターはボディ厚が薄いのか、 iRig Acoustic 装着時ゆるゆるでカタカタしてしまいました。
なので間にティッシュを挟んで録音しました。
カタカタした状態とフィットした状態とでは音色があからさまに違います。カタカタしている状態では共振したり音が暴れた感じになります。
後日、また実験した音を掲載しようと思います。