交換後のレビューを書こうと思います。
前回までのあらすじはこちら。
操作性
元々Floyd Rose Specialの問題であったアームのガタつきについては一切問題無くなりました。とてもスムースにアーミングが利き繊細なアーミングも全く問題ありません。
サドルの弦抜け等によるチューニングの安定性についてもとても良くなりました。
まだ、エリクサーで試してないのですけど、Floyd Rose Specialに比べチューニングの安定性は確実に高くなったのを実感できます。
その他、ファインチューナーのつまみもFloyd Rose Specialはまわすと渋かったりしたのですがLockmeisterの方はそんなこともなく非常にスムースです。
逆に手が触れただけで回ってしまいそうです。
ギターの音
元々、出音の変化を期待してブリッジ交換した訳ではなかったので、本当に期待も何も無かったのですが、良い意味で裏切られました。音と鳴りが良い方向に劇的に変わったと思います。
交換前はもっとミッドの無いペラペラでガチャガチャしたドンシャリ系な音でしたが、交換後はドンっとミッドが出てまとまって太さが出た感じというか、普通のロック無しトレモロブリッジとかの音に近づいた感じというか、弦鳴りの量よりボディの生鳴りの量が確実に増えた感じというか。。。。
今回、ブリッジ交換の際に弦は交換せずブリッジ入替後も同じ弦を張り直して、交換前と交換後の音の違いを録音したので参考までにアップしました。
Youtubeにアップしましたが、この動画は音だけで映像、説明は一切無しです。
この録音の補足ですが、
①生鳴りをiPhoneのマイクでGarageBandで録音
②リアピックアップの音をLine6 Sonic Port~GarageBand CleanAmpで録音
③フロントピックアップの音をLine6 Sonic Port~GarageBand CleanAmpで録音
左chがFloyd Rose Special
右chがSchaller Lockmeister
となっています。
弦はGibsonのBRIGHT WIRES 09-42で張って10日位たった弦です。
改めてこれ聞くと実際に弾いて感じたことと一致しました。
これだけ聞くと単にローファイになったように聞こえるかも知れないですけど実際には弾いた本人はもっと差を感じてます。。。
あいにく録音はしていないのですが、これを歪ませた場合に更に違いが出ました。
Floyd Rose Specialの時は、単音の音が細いというか雑味な音が混ざるというか自分の弾いた音が聞こえにくい、何かに埋もれた感じになってました。
また、ミュートがシビアというか他のギターと比べて雑音が目立つ感じでした。
Lockmeister交換後はこれらが気にならなくなるだけでなく、単音のソロも同じように弾いて比べ物にならない位、力強く、音も抜けて聞こえてくるようになりました。
一つの音がはっきり聞こえるというか分離が良いというか抜けてくるというか。。
Floyd Rose Specialの時は、無駄な倍音、雑音が出過ぎて自分自身の音を殺してたんじゃないかと思います。
Lockmeisterはその辺がコントロールされているのか、音に拘った結果なのか、はたまたFloyd Rose Specialがダメなのかは別として、とにかくLockmeisterのほうが圧倒的に自分が弾いた音がはっきりと前に出てきてくれるので弾き易いし当然ながら音も良いです。
また、交換前は1弦12F以降で強めにピッキングすると音が裏返ってウルフトーンみたいになってたんで弱めに弾くように気をつけてたんですが、それも解消しました。
ギターの鳴り
音も変わりましたがボディ、ネックの鳴りがかなり大きくなった気が・・・いや・・気のせいではなくボディとネックの振動が明らかに大きくなりました。
交換前がビーンだとすると交換後はブルルルンって感じで振動がやたら大きい。
弾いてる時の気持ち良さもかなり向上。
総じてFloyd Rose SpecialとSchaller Lockmeisterの音と鳴りの変化を考えると、
Floyd Rose Specialは弦の振動が無駄にブリッジで吸収+雑音で発散されていた
のに対し、Schaller Lockmeisterは弦の振動をより前に出てくる抜けの良い音とギター本体の鳴りに変えてくれたと思います。
んなわけでロックマイスターへのブリッジ交換は大成功、大満足に終わりました。
よくよく、ブリッジを交換しただけなのに弾いてこんなに気持ち良い感じになるの?って感じでとにかくブリッジって大事なんだなーってことを痛感しましたねー