2018年10月1日

iPhone/iPad GarageBand に ZOOM G3n/G3Xn BOSS GT-001/GT-1をつなぐ

iOS(iPad,iPhone)にギターを接続する為のオーディオインターフェイスとしてはLine6 Sonic Port , IK Multimedia iRig , APOGEE Jam といった製品が持ち運び出来て手軽で使い易く定番かと思います。

これらの製品は基本的にiOSアプリのギターアンプシミュレータ(GarageBandのアンプや、Line6 Mobile Pod,PositiveGrid JamUp,BIAS FX等など)を使うのがメインとなる使い方になると思います。

今回はそういった目的ではなく、ZOOM G3n/G3Xn や BOSS GT-001/GT-1等のハードウェアのマルチエフェクターでかつ、ライン出力での接続でiPhone/iPadのGarageBandに接続し高音質で録音する方法。

実際には、Sonic Portにはアナログのライン入力はあり、こういったハードウェアのマルチエフェクターは接続できます。
しかし、モバイルのオーディオインターフェイスだとそもそもライン入力はオマケのようなものなのか、マルチエフェクターからの出音は良いのに、このライン入力を介して録った音は全然しょぼい音になってしまいます。
これはオーディオ・インターフェイス自体の性能になってくるのかも知れません。
そこでもっと本格的なオーディオインターフェイスを接続する方法を考えました。

モバイル用オーディオインターフェイスではなくて、もうちょい本格的オーディオインターフェイスも安い初心者向けから高いものまで色々ありますが、今回の目的はZOOM G3n/G3Xn やBOSS GT-100/GT-001のようにL/Rで出力が2つあるのでオーディオインターフェイス側も2つ同時に入力できる必要があります。

前述の条件を見たし、入門用として評判が良さ気なのは上の製品かなー。
特にSteinbergのオーディオインターフェイスは売れているようです。
私が使っているのはたまたま安く入手したSteinbergのUR242というちょっとだけ上のモデル。
 
UR242は本体正面にマイク・ギター・ライン用の入力x2と背面にライン入力x2の系4入力がありますが、今回はZOOM G3n やBOSS GT-001からのL,Rの2つの出力をUR242の2つのライン入力に接続します。

そしてこのオーディオインターフェイスのUSBとGarageBandの入ったiPhoneのLightningに接続する必要があるのでiPhoneのLightning ケーブルとオーディオインターフェイスを接続する為のアダプタが必要になります。
このアダプタはApple純正品から社外品まで色々とあるのですが、とりあえずAmazonで探して安くて評価の良かったこのアダプタをチョイス。

1,000円とApple純正品に比べ激安ですが、一応こんなApple風なパッケージで届きました。

アダプタも物によっては繋がらないとか色々と問題ありそうでしたが、この製品は一応私の環境で問題なく繋がりました。
接続してGarageBand側でオーディオインターフェイスからの入力を見るとこのようになります。
入力チャンネルが入力1、入力2・・・入力4と一つだけにするか、入力1+2、入力3+4と同時に2つの入力も行えます。
ので、例えばZOOM G3nを接続する場合、入力1+2を選びケーブルも入力1、2にそれぞれつなぎ、GarageBand側でステレオ入力にして録音できます。
そして肝心の音ですが、Sonic Portのライン入力より、全然UR242でのライン入力のほうが圧倒的に良い音で録れましたよ。

でも、ZOOM G3Xnからの出音とはやはり違い、ギターの荒々しい歪み音が若干マイルドというか落ち着くような気がする。。。
多分、オーディオ・インターフェイスもメーカ、機種、グレード、値段で音は変わってきそうです。

 ちなみに、BOSS GT-001はPCとのUSB接続でオーディオインターフェイスとして利用できるので、Lightning USBカメラアダプタを使ってiPhoneとBOSS GT-001を直接接続出来るか試してみましたが、iPhone側で「GT-001を認識できません」とエラーが出ました。
残念。。。