2020年5月25日

奥田民生の 59'レスポール 弾き比べ

奥田民生さんのYouTubeチャンネルである「カンタンカンタビレ」
結構、面白くてちょくちょく拝見させて頂いております。

今回、この番組で奥田民生さんの愛機であるギブソン1959'レスポールの引き比べ動画がアップされてました!

奥田民生氏の59'レスポールの話はネットを探すと色々逸話が書いてあって、
ユニコーンのデビュー!?で大金が入り、他のメンバーは車を買ったけど奥田民生氏は、車は買わずに原チャリで我慢し、その金で59'レスポールを手に入れたという美談というか、深いい話というか有名な話。

御茶ノ水の楽器屋で4-5本の59'レスポールを試されたそうで、その中でも一番ボロボロだったけど「これが音がいい」ということで選んだのが現在も所有されている1本とのこと。
750万円を450万に値切ったという話も、書いてありました。

この動画では
1 ギブソンカスタムショップがヒスコレを始めた年の59'ヒストリックコレクションレスポールリイシュー
2 2015年にカスタムショップで発売された奥田民生59'レスポールを完全再現したコレクターズチョイスのプロトタイプ。
3 奥田民生氏所有の59'レスポール SerialNo9 1165

の3本を弾き比べてます。



どれも音が違うけど正直どれもカッコいい音で正直どれが良い悪いなんてさっぱりわかりませんでしたー。
比べるとヒスコレは少し非力でカリカリ感があり、コレクターズチョイスのレプリカはパワフルでハイファイでガツっとした感じ。
そして、本物の59'レスポールはコレクターズチョイスに比べるとガツッとした音はそのままにハイファイ感が抜き、少しダークな感じに聞こえました。
結構、パンチのあるパワフルな音でした。

この3本、それぞれ音は違いますが、コレクターズチョイスのレプリカと本物の59'レスポールの音は近そうに感じました。

奥田民生氏いわく、59'レスポールの方がコレクターズチョイスのレプリカに比べ出音のハイファイさが無くてその分音がギュッと凝縮されて前に出てくる感じとのことでバンドの全体のサウンド中でギターの音量を上げなくても聞こえる(音の抜けが違う)と。
良い楽器は、そういうものだと。

そして、当然59'レスポールは素晴らしいとのことでしたが、現行のヒストリックコレクションも、色々試すと「おっ!?」となる良い個体もあるとのことです。

ちなみに、僕が先入観として抱いていた59'レスポールにイメージしていた音は一番目のヒスコレの音だったかも…

この動画で弾き比べた3本でそれぞれ音が違いましたが、本物の59'レスポールでも個体によっては音が良くない物や外れ個体もあり、59'レスポール全ての個体が必ずしも音が良いわけでは無いとも言ってました。

それを考えると、ギブソンのカスタムショップのヒスコレやコレクターズチョイスの見た目、音を再現って本当に凄いんだなーって思ってしまいました。

ちなみに、この奥田民生59'レスポールのコレクターズチョイス、2015年に定価100万円位で限定300本発売され、一時お店に並んでいるのを見たことがあります。
そして今ネットで見てみると完売し、中古も出回って無さそうです。

見つけたとしても当然高くて手は出ないでしょうけど・・・