2021年9月8日

シャーラーロックマイスターをメンテナンスしてみた

 フェンダーのPlayerストラトをフロイドローズスペシャルからシャーラーロックマイスターに交換して1年半経ちました。

そしてこの夏場の暑い時期にブリッジミュートしまくりのハードロックなリフを弾きまくってるせいで汗で、サドルが錆びてきました。

特にというか5弦のサドルだけ錆びが酷い。

4弦、6弦は錆びはないけどブリッジミュートのせいかメッキが剥がれてきました。

弦はエリクサーを使ってるんですけどブリッジサドル付近で巻弦まで錆びてます。

今までこんなことなかったのですが、ブリッジミュートのせいなのか、汗なのか、又はそれが原因で5弦のサドルだけ錆びてその錆びが他の部分に移ったのか?

とにかく錆びを止めたいので一度分解して全てのパーツを掃除・錆び落としのメンテナンスをすることにしました。

このロックマイスターは銅メッキが施されてますが、前回、クロームメッキのピックアップカバー、ブリッジのくすみ、曇り落としで使用して調子が良かったMUSIC NOMAD MN101ギターポリッシュを使用してみます。

MUSIC NOMAD MN101は一応ゴールドパーツに使えると書いてあるんで、銅メッキも多分大丈夫かなーと思って使ってみました。

イナーシャブロック、弦ロック固定用スクリューを抑える板バネ、板バネを押さえるプレート等のメッキの施されていないパーツであればパーツのくすみ、曇りがすっきり落ちました。

スクリュー類については弦ロック用スクリューは全く錆びてなかったので拭いても若干黒ずむ程度でしたが、ブリッジ固定用スクリューは若干錆びていてビスを磨くと茶色い錆がウェスに付きました。このポリッシュでは錆び落としの効果もあるようでゴシゴシ拭いて、拭いても茶色くならなくなるまで磨きました。

ベースプレート、ブリッジサドル、アームといったパーツは銅メッキが施されてます。

ポリッシュをたっぷり付けて拭くと、ビンテージ感を出している黒いくすみが落ちてしまい銅の地肌が出てピカピカになってしまいます。

ポリッシュを少量付けて軽くふいてもウェスは黒くなりました。

今回、錆びているだろう5弦のサドルだけは拭くとウェスに錆びが付着しました。

なのでポリッシュを多めに付けてゴシゴシし錆びは取れましたが結果、銅の地肌が出てこの5弦サドルだけ、ピカピカの銅になってしまいました。

組み上げた後はこんな感じです。

最後に、ブリッジの弦の接地面とナイフエッジとスタッドの接触部分にグリスアップ。

グリスについてはBig Bends Nut Sauceを使ったり、ベルハンマーという潤滑剤を使ったりしてますが、今回はベルハンマーを塗ってみました。

今後もサドルの錆びの再発が心配なのですが、ダメならサドルを交換するか新たなケミカルを試すか塗装も考えようと思います。


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