2017年8月11日

チューニングが狂う時の必需品 ナット潤滑剤を試してみた。

ペグを回してピキッて鳴ると中々チューニングが合わなくてイライラしちゃいます。
ナットで弦の滑りが悪いってことなんですけど
レスポールとか弦通しがブリッジからペグまで真っ直ぐでないギターはよくそうなりますが、ストラト、PRS等、真っ直ぐなギターもピキッときます。

そんな時の対処方法は、
①ナット溝を歯ブラシ等で掃除する。
->良くなる時もあれば効かない時もある。

②ナット溝に鉛筆の芯の粉を塗る
->効果絶大!でも汚れるのが嫌

③ナット溝調整 
->これは自分では出来ないんでお店に持ってくしかないですね。。。

が僕のこれまでの対処方法でした。

結果から見ると鉛筆が一番効果があるのですが、なんか黒く汚れて嫌。。。
ということで他に何かないかと色々探し試してみました。

市販の潤滑剤 ベルハンマー




たまたま試供品をもらったんで試してみました。
これはギター用の製品ではありません。
この潤滑剤はエンジン等金属の摩擦面に使う潤滑剤です。
シリコンが配合されており、塗布後に摩擦で熱を加えることで金属面にコーティング層が出来摩擦を軽減するとのことです。
全くギター用ではないので、粘度が低くサラサラです。
のでナットに垂らすわけには行かず、ティッシュに垂らして弦側に軽く塗ってみました。

結果は、鉛筆以上のものすごい効果でナットの上を弦がツルツルと滑ります。
ペグをまわすと今まで体験したことの無い程にスムーズにペグが回りました。

ギター専用のナット潤滑剤 BIGBENDS Nut Sauce Lil-Luber


 こちらは商品名からずばりナット専用のグリスです。
サウンドハウスで見る サウンドハウスで見る

パッケージの裏面に使い方の英語と写真が載ってます。
ナット、ブリッジ、テンショナー、クルーソンペグ、トレモロブリッジの弦通し穴等、至る所に使えるようです。





注射器のポンプにグリスが入っており、ポンプを押すとグリスが出てきます。
グリスは白っぽい色でかなり粘土が高いというか固形に近いようなグリスです。
注射器ポンプの他に細い綿棒が付属しており、これを使い狭い箇所へ塗布します。
最初はポンプを押す力加減が分からず「ブリッ」と出てしまう事がありますが、付け過ぎると弦のサスティンをロスするとのことでなるべく少量塗る必要があります。
ナットには4-6弦はポンプで注入出来ましたが、1-3弦のナット溝にはポンプの先ッチョも綿棒の先っちょも入らないので弦側に塗りました。
そしてサドルの溝にも塗ってみました。

で結果ですが、当然効きます。

しかしながら、実験した結果としては

鉛筆 <=  BIG BENDS Nut Sauce Lil  <  ベルハンマー

で、ベルハンマーが圧倒的に効くという結果になりました。

ベルハンマー強烈に効くのですが、ギター用製品ではありません。
もしご興味のある方はくれぐれも自己責任でお願いします。